【(全)活動報告】」カテゴリーアーカイブ

令和6年度野田村支援交流活動(追悼行事)を実施しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、令和7年3月11日(火)に令和6年度第3回野田村支援交流活動(追悼行事)を開催しました。

今回は、本学教員2名と学生5名、一般市民7名の計14名が共に野田村へ赴き、チーム北リアスが主催する「野田村3.11ミーティング」及び東日本大震災追悼行事へ参加しました。

はじめに、野田村保健センター内復興展示室で「野田村3.11ミーティング」が行われ、これまでの野田村復興の経過を振り返るとともに、発災から1年経過した能登半島地震の災害支援活動の情報共有を行い、今後の活動の展開について考えました。

ミーティング後は、ほたてんぼうだいに設置された大津波記念碑の前で行われる東日本大震災追悼行事に参列しました。会場では、地震発生時刻の14時46分にサイレンが鳴り、参加者による黙とうが行われました。
当センターでは、今後も野田村での様々な支援交流活動を実施する予定です。

令和6年度除雪ボランティアを実施しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、弘前市内各町会等からの要望を受け、平成24年度から除雪ボランティアを実施しています。
今年度は令和7年1月26日(日)・2月2日(日)の計2日、のべ20名の本学学生と6名の教員が参加し、弘前大学近隣地域の歩道や通学路等の除雪を行いました。
弘前市では観測史上最大の積雪量を観測するなど例年にない大雪となり、除雪実施箇所においても、雪が積み重なっており歩行が困難な状況でしたが、参加者それぞれが熱心に活動に取り組み、終了時には積み重なっていた雪をほぼ排雪し歩道を確保することができました。
当センターでは、今後も除雪ボランティアを含めた地域支援活動を実施していく予定です。

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令和6年度第2回研究体験事業「大学の研究ってなにしてるの?」を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターは、令和7年2月15日(土)に弘前大学本町キャンパスにおいて、小学生を対象に、令和6年度第2回研究体験事業「大学の研究ってなにしてるの?」を実施しました。

本事業は、子どもたちに大学の研究に触れてもらい、大学についての理解を広げるとともに、大学の研究に触れることによる刺激を与えることを目的としています。当日参加した小学生13名は、学生ボランティアとともにテーマの異なる2つの講義を体験しました。

前半は、参加者からの自己紹介を行った後、男女共同参画推進室 山下 梓 助教より「性別や家族の『ふつう』について考えてみよう」をテーマとした講義が行われ、自分や他の人の性別や家族について考えました。子どもたちは、この世界にはいろいろな性別や家族があることを知ったほか、「他人との違いを大事にするためどのようなことが出来るか」について話し合い、アイデアの発表を行いました。

昼休憩時は、お弁当を食べた後、講義室の黒板を使って絵しりとりを皆で行い、コミュニケーションをとりながら楽しむことが出来ました。

後半は、保健学研究科 太田 一輝 助教より「体のふしぎについて探求してみよう」をテーマとした講義が行われ、心臓の働きや脈拍の計測方法について機械や人形などを使用して学びました。子どもたちは、実際に自分や看護実習用人形の脈拍を計測してみることで、脈拍が体の反応と密接に連動していることを体感しました。

子どもたちは、本事業を通して、学生ボランティアや教員と笑顔で会話しながら、楽しそうに活動に取り組んでいる様子でした。

本センターでは、今後も地域の子どもを対象とした学習支援活動を実施していく予定です。

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令和6年度弘前大学地域創生本部ボランティアセンター活動報告会を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、令和7年1月23日(木)、弘前大学地域創生本部ボランティアセンター活動報告会を弘前大学大学会館3階大集会室およびオンラインのハイブリッド形式で開催しました。

本報告会は、近年頻発している自然災害に対する支援活動について考えることに加え、当センターの1年の活動を振り返り次年度以降の運営に役立てること、またこれらを通して弘前市民のボランティア活動への理解を深め活動参加を推進していくことを目的として開催し、オンライン参加者10名を含む約25名の参加がありました。

前半は、福知山公立大学地域経営学部准教授 大門 大朗 氏から、令和6年1月に発生した能登半島地震での発災後からの課題の変化や現在の被災地支援活動についてご講演をいただきました。ご講演の中で、被災地でのこれからの課題として新たな住居確保への不安や長期的な支援者の必要性などが挙げられ、長期的な支援については、弘前大学と弘前市が一体となって支援を始めた、東日本大震災の被災地である岩手県野田村での活動モデルを参考として、福知山公立大学が主体となって支援活動を行っていることについてご説明がありました。

後半は、当センターの学生ボランティアである教育学研究科2年 藤田 桃 さん、理工学部3年 羽原 拓哉 さん、人文社会科学部1年 清水 遥仁 さんから今年度の活動報告があり、野田村支援交流活動や学習支援事業について学生自身が感じたことなどが述べられた後、李センター長と大門氏、学生3名で意見交換が行われ、災害支援ボランティアのモチベーションや、ボランティア活動の今後の展望などについて様々な意見が出されました。最後に当センターのボランティアポイント制度でポイントを一定数獲得した学生の表彰が行われ、本報告会は終了しました。

当センターでは、本報告会で得た知見を参考に、今後もボランティア活動を実施していく予定です。

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令和6年度第2回市民ボランティア講座「避難所運営訓練in弘前大学」を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、令和6年11月24日(日)に弘前大学 大学会館3階大集会室において、今年度2回目の市民ボランティア講座「避難所運営訓練in弘前大学」を一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと及びGECM_netと共催で実施しました。

本講座は、「『誰一人取り残さない地域防災』未来の担い手育成」をテーマに、参加者が避難者及び運営者として訓練を体験し、男女共同参画の視点を取り入れた避難所運営のために必要なことを学ぶプログラムとして実施しました。当日は学生9名、市民16名、その他ボランティアスタッフ等を含む計38名が参加しました。

プログラムは3部構成となっており、第1部のオリエンテーションでは、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事 小山内 世喜子 氏による講話がありました。小山内氏は、災害関連死とジェンダーの課題の関連性について説明した上で、男女共同参画の視点から避難所を運営することの大切さについて述べました。特に、災害時には地域に暮らす様々な人々の「違い」に配慮した体制・支援が必要になるため、平時からジェンダーの視点から見た問題・課題を解決しておくことの大事さを強調しました。

第2部の班別訓練では、外国人や視覚障がい者等、様々な避難者を想定した受入訓練の後、「総務・情報班」「施設管理班」「乳幼児世帯班」「要配慮者班(足等が悪い高齢者)」に分かれ、実際に避難所づくりに使われるテントや段ボールベッド等の組み立て、避難所運営のためのスペースづくりを体験しました。訓練時は、高齢者、外国人、身体の不自由な方、乳幼児世帯の方など様々なケースを想定し、避難所を利用する方に関してどのような点に配慮するべきか、ボランティアスタッフの助言のもと、異なる立場の参加者同士で考えを出し合いながら避難者受入や設営を進めていきました。

第3部の全体訓練では、各班で設営時に工夫した点を共有し、設営された各スペースの見学を行いました。参加者は、要支援者に合わせ工夫されたスペースや各種物資、避難所全体の様子等を熱心に観察していました。

最後に、本講座を通して気づいたことや感じたこと・学びをどう活かすかについて、参加者間で共有しました。参加者からは、「情報と配慮が心を救う」「コミュニケーションを取りながら運営することが大事」「学んだことを家族や周囲の人に共有したい」等、熱意のこもった感想が聞かれました。災害に関する知識等を継続して学ぶことが重要であるため、本センターでは今後も継続して、地域の方々と共に防災についての体験ができる場を作りたいと考えています。

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