【(全)活動報告】」カテゴリーアーカイブ

研究体験事業「大学の研究ってなにしてるの?」を開催しました

 弘前大学ボランティアセンターは,令和5年2月11日(土)に,本センターが支援する学習支援室や学習支援活動への参加児童を対象に,研究室訪問事業として「大学の研究ってなにしてるの?」を実施しました。
 本学ボランティアセンターでは,弘前市,弘前市社会福祉協議会と協働で市内中学生を対象とした学習支援室「あっぷる~む」の実施や,市内の子ども食堂や学習支援活動へ学生ボランティアを派遣するなどの支援を継続的に行っております。
 本事業はその一環として,学習支援へ参加している児童を対象として,弘前大学の研究に触れてもらい,大学についての理解を広げるとともに,大学の研究に触れることによる刺激を与えることを目的として実施されました。当日は参加児童の皆様に,本学ボランティアセンターの学生ボランティアとともに,テーマの異なる2つの講義を体験していただきました。
 まずはじめに,人文社会科学部 近藤 史 准教授より「チョコレートの秘密」をテーマとした講義が行われました。子どもたちは,時にはチョコレートの原材料を触ったりにおいをかいだりしながら,チョコレートの製造過程,またチョコレートや主たる原料生産国・輸入国の歴史について学びました。
 次に,農学生命科学部 矢田谷 健一 助教より「自然豊かな川にしたい」をテーマとした講義が行われました。講義では,ウナギが水の流れに逆らって泳いでいく様子を,実験を通して観察しながら,「魚道」およびそれにまつわる研究について学びました。
 子どもたちは,資料や実験を熱心に見つめたり,自分から発言したりするなど,大変興味深そうな様子でした。また,学生ボランティアや教員と子どもたちが笑顔で会話する場面もあり,講義は和やかな雰囲気で進んでいきました。
 本センターでは,今後も市内の子ども食堂をはじめとした地域の子どもを取り巻く課題解決のための取組を,様々な形で支援していく予定です。

研究体験事業について詳しくはこちら

令和4年第2回野田村支援交流活動「クリスマス会」を開催しました

 弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、令和4年12月24日(土)に野田村支援交流活動として「野田村クリスマス会」を開催しました。
 本学ボランティアセンターでは、東日本大震災発生直後から野田村へ赴き、支援交流活動を実施してきました。今回の交流は、岩手県野田村にある野田村総合センターで実施され、本学教員1名、ボランティア学生6名、野田村の児童10名の計17名の参加がありました。
 クリスマス会では、初めに弘前市のストリートスタジオFUNKYSTADIUMのインストラクター2名によるダンスパフォーマンスやダンスレッスンが行われました。コロナ下でまだまだ活動が思うようにできない中、体を動かしながら参加者全員で楽しみ、有意義な時間を過ごしました。ダンスレッスンの後は、スパンコールや空き瓶を利用したスノードームづくりを行いました。児童たちは、学生ボランティアの説明を聞きながら、思い思いに材料を組み合わせてスノードームを制作していました。
 当センターでは、交流活動の継続的な実施によって、震災の記憶を風化させず、継承することを目的として野田村支援交流活動を継続していく予定です。

令和4年度第2回市民ボランティア講座『避難所運営訓練』を開催しました

 弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは,令和4年11月26日(土)に弘前大学 大学会館 3階大集会室において,今年度2回目の市民ボランティア講座「避難所運営訓練」を開催しました。

 本講座は,男女共同参画の視点を取り入れた避難所運営訓練を通し,弘前大学の学生や地域の方々と一緒に避難所づくりや要配慮者の支援の仕方,コロナ禍における避難者の受入体験を実施し「誰一人取り残さない」地域防災を学ぶ防災教育プログラムとして実施しました。当日は学生7名,市民18名,その他学生ボランティア,スタッフの計34名が参加しました。  

 本講座は,3部構成となっており,第1部のオリエンテーションでは,一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事 小山内 世喜子 氏による講話があり,男女共同参画の視点からの避難所運営に関するポイントについて説明がありました。
 第2部の班別訓練では,「総務・情報班」「乳幼児世帯班」「要配慮者班」「施設管理班」に分かれ,実際に避難所づくりに使われるテントやパーテーション,段ボールベッド等を組み立て,避難所運営のためのスペースづくりを体験しました。初めて体験する方が多い中,お互いに声を掛け合い,時には各自で説明書を参考にしながら,組み立てを行っていきました。
 第3部では,設営された各スペースの見学と各班による設営の感想発表,防災袋や簡易トイレの紹介が行われ,参加者は,要支援者に合わせ区切られたスペースや各種物資,避難所全体の様子等を熱心に観察していました。様々な体験の後,「いろんな事情を抱えた人たち毎に様々な要望があり,それを踏まえて避難所のルールを決めるのが大変だった」「今までは災害をどこか遠い存在のように思っていたが,このような機会があってよかった」などの感想が聞かれました。

 最後に,小山内代表理事から,災害時に大事なこととして「自分の命は自分で守る」ことや「互いへの思いやりを忘れない」こと,また「性別にとらわれずひとりひとりの能力を認め合い活かしあう」ことなどが挙げられ,本講座は幕を閉じました。

 災害に関する知識等を継続して学ぶことが重要であるため,本センターでは,今後も継続して地域の方々も共に防災についての体験ができる場を作りたいと考えています。

市民ボランティア講座について詳しくはこちら

<終了しました>10/9りんご園地の清掃作業ボランティア

弘前市大雨災害支援ボランティアに多数の参加をいただき、大変ありがとうございます。

引き続き、弘前市では現地でのボランティア活動を実施しています。

【活動日時】
  令和4年10月9日(日) 9:008:40~15:00
※天候による中止および、園地のニーズ状況により、実施されない場合もあり。前日、当日のご連絡となりますので、メール等は必ず確認するようにしてください。

【集合場所】
  下大川集会所弘前市大字大川字中桜川3-1新和地区体育文化交流センター(弘前市大字種市字木幡387)
  ※現地までの送迎を希望する場合は 弘前大学正門前8:308:00集合

【活動内容】
  りんご園地の清掃作業(伐採された倒木等の運搬、木の枝、落果した果実等)

【 服 装 】
  作業しやすく汚れてもよい長袖長ズボン(半ズボン、スカート厳禁)
  ※安全な服装ではないとひろさきボランティアセンターが判断した場合、参加をお断りすることがあります。

【持 ち 物】
  マスク、帽子、タオル、長靴、軍手orゴム手袋、飲み物、塩分補給食品(飴、タブレット等)、着替え、昼食

【 その他 】
 ・長靴・ゴム手袋は貸出をしていますので、必要な方はボランティアセンターまでご連絡ください。
 ※先着順となります。

 ※ボランティアセンターでの対応可能な時間は、平日9:30~16:00となっています。
 当日欠席する場合は、グループ編成の調整が必要となる場合もあるため、必ず担当者(エントリー後のメールでお知らせします)へ連絡をしてください。

【申込締切】
  令和4年10月6日(木) 17時 ※厳守

【申込】 ※保険の加入が参加条件となりますので、ボランティア参加に関するガイドライン(PDF)をご覧いただき、保険に加入されている方のみお申し込みください。参加希望で保険に加入されていない方は、お申し込みの前に保険への加入をお願いいたします。

ボランティア登録をしていない場合
 「ボランティア登録」をお願いします。
 https://forms.office.com/r/ve2GkG29s

令和4年度第1回市民ボランティア講座を開催しました

 弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは,一般社団法人みらいねっと弘前と共催で,令和4年9月10日(土)に,今年度1回目となる市民ボランティア講座「広げよう!子どもの居場所!子どもの居場所づくり実践研修会」を,人文社会科学部4階多目的ホールおよびオンラインでのハイブリッド形式で開催しました。

 本講座は,よりよい子どもの居場所をどのように作り上げていくかを語り合うことを目的として開催され,子ども食堂の運営者や大学生など,対面とオンライン参加者を合わせ,30名ほどが参加しました。

 基礎講座では,「子どもの居場所づくりの重要性と全国の動向」をテーマに,認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事長 湯浅 誠 氏による講演が行われ,他県の事例を紹介しながら,子どもが少なくなってきているからこそ,行政サービスとは違う視点での自由な発想による居場所づくり,多世代交流,地域づくりの場が大事であること,また,地域の様々な人々と交流した体験が,貧困家庭やひとり親家庭に限らない多くの子どもの将来につながること,それが地域の人材育成にもなることが述べられました。

 引き続き,「弘前市における現状とそれを支える地域活動の取り組み」をテーマに,弘前大学の李 永俊 ボランティアセンター長による講演が行われ,弘前市内にこども食堂等が増えてきた一方で,若者の流出が止まらず人材が不足している現状を述べ,こども食堂等の運営者同士が協力するネットワークの強化や,支援を受けた若者が将来地元に残り,進んで支援活動をするようになるサイクルをつくることの重要性が述べられました。

 次に,湯浅氏と李センター長,一般社団法人みらいねっと弘前 代表理事 鹿内 葵 氏の3名によるシンポジウムが行われ,こども食堂等の職員を確保することの難しさ,異世代の利用者に一緒に利用してもらえる取組等に関する具体的な質問が挙がり,シンポジスト・参加者双方でよりよい子どもの居場所をつくるために必要なことを真剣に考える時間となりました。本センターでは今後も地域課題解決に資する様々な取組を行っていく予定です。