市民ボラ講座 活動報告」カテゴリーアーカイブ

令和8年度第1回市民ボランティア講座『学生ボランティアの輪を、どのように広げるか』を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、NPO法人おりがみの理事長である都築 則彦氏をお招きし令和8年5月22日(金)、今年度第1回目となる市民ボランティア講座『学生ボランティアの輪を、どのように広げるか』を、人文社会科学部4階多目的ホールで開催しました。

前半の基調講演では、都築氏がNPO法人おりがみの立ち上げから現在に至るまでの歩みと活動事例についてご講演いただきました。

東日本大震災での被災、オリンピック招致決定や大学進学を機に「社会のために何かしたい」と活動を始めた原点、パラスポーツボランティアからの活動拡大、コロナ禍での苦悩、そしてアースライトプロジェクトという大きな夢に挑戦したこれまでの軌跡が、ユーモアと熱意を交えて語られました。また、数々の挫折を経て得た「身近な仲間と活動していくことの大切さ」や「強い想いを持って現場に飛び込めば道が開ける」という現役学生への熱いメッセージが送られました。

後半では、都築氏に加え、李 永俊 地域創生本部ボランティアセンター長(人文社会科学部 教授)、そしてボランティアセンター学生事務局の学生たちが登壇し、座談会を行いました。

座談会は学生事務局からの質問に都築氏が答える形で進み、学生からは「企画を企画倒れにしない秘訣」「活動してきて、一番良かったと感じたことや大きな失敗談」「挑戦することへの恐れを克服するには」などの質問があげられました。都築氏は自身の経験をもとに一つひとつの悩みに真摯に回答し、学生たちにとって多くの気づきのある時間となりました。

最後に李センター長から「皆さんの夢は?」という問いかけがあり、学生たちと都築氏がそれぞれの未来への想いを語り、非常に充実した座談会となりました。

当センターでは、今後も学生たちが主体となって活動の輪を広げていけるよう、様々な取り組みを行っていく予定です。 

基調講演中の都築氏

座談会の様子

座談会の様子

令和7年度第2回市民ボランティア講座「避難所運営訓練in弘前大学」を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターは、令和7年11月16日(日)に弘前大学文京町キャンパス内第一体育館にて、今年度2回目の市民ボランティア講座「避難所運営訓練in弘前大学」を開催しました。本講座は、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと及び弘前市との協働により、内閣府防災に採択された「官民連携による避難所運営の質の向上強化事業」の一環として実施したものです。

「官学民による多様性配慮の避難所運営訓練」をテーマに、地域住民と学生が主体となり避難所の改善に取り組む訓練とし、下宿や一人暮らしの市外出身学生が地域住民と一緒に活動し交流を図りながら、また、専門分野の学生が訓練に関わることで専門の学びを活かしながら、質の高い避難所づくりの実践を目指しました。当日は学生12名、市民25名、その他ボランティアスタッフ等を含む計55名が参加しました。

プログラムは3部構成で、第1部のオリエンテーションでは、男女共同参画地域みらいねっと 代表理事 小山内 世喜子 氏による講話が行われました。まず、同団体が令和6年能登半島地震の被災地で行った支援活動についてお話がありました。発災直後の命を守る段階から、避難所が日常生活の場となるフェーズへと移行する過程で、被災者のニーズは変化するため、一人ひとりの声に耳を傾け、震災前の生活に近づけるよう避難所の環境改善を行ったり、適切な支援につないだりして、いかに災害関連死を防ぐかに注力した経験を語りました。続いて、今回の講座の目的として、多様性に配慮した避難所づくりの手法や支援のあり方、災害関連死ゼロの避難所にするために必要なことは何かを学び、公助だけに頼らず自助・共助の意識を高めてほしい旨が伝えられました。

第2部の班別訓練では、まず、参加者は被災者として避難所への避難を体験しました。目の不自由な方や車いす利用者、外国人、妊婦や子ども連れなど、さまざまな要配慮者を想定することで、それぞれが感じる不安や必要な支援について考えました。続いて、「総務・情報班」「乳幼児世帯班」「要配慮者班」「施設管理班」「衛生班」に分かれ、避難所の運営者として避難所づくりを体験しました。ボランティアスタッフの助言のもと、多様な人々を具体的に想定し、テントや段ボールベッド等物品の配置や細かな環境整備に至るまで、参加者同士で意見を出し合いながら進めました。

第3部の全体訓練では、各班が工夫した点を発表した後、互いのスペースを見学しました。そこでも参加者同士が自発的に意見を交わし、さらに学びを深めました。

最後に、今回の講座を通して得た気づきや感じたこと、さらに工夫すべき点について参加者同士で共有しました。参加者からは、「多様な人がいるからこその配慮が必要だと実感した」「限られた資源で対応する難しさを感じた」「初めて会う人同士で協力するのは容易ではないが、積極性が大切だと思った」「非常時に多様性まで考えて行動するのは難しいため、日頃から意識しておくことが重要だと感じた」など、熱意のこもった感想が聞かれました。

小山内氏からは、「それぞれの立場の人が互いの強みを活かし、尊重し合い、対等な立場で意見を交わし連携することで、一人ひとりの命を守ることができる。今回の講座では、参加者が自身の生活経験や、学生は看護学や幼児教育などの学び、市民の方は仕事で培った知識を活かしながら、避難所づくりに取り組んでいた」と講評がありました。また、本センター長 李 永俊 教授からは、「日頃から顔の見える関係づくりが万が一の場合にも役に立つ」との挨拶があり、弘前市総務部防災課 中村 康司 参事からは、「人を救い助け守るために努力していく」との決意が述べられました。

災害に関する知識等は継続して学ぶことが重要であるため、本センターでは今後も、地域の方々と共に防災についての体験ができる場を作りたいと考えています。

令和7年度第1回市民ボランティア講座『地域食堂(だれでも食堂)からはじまる地域づくり』を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、一般社団法人みらいねっと弘前と共に令和7年10月16日(木)、今年度1回目となる市民ボランティア講座『地域食堂(だれでも食堂)からはじまる地域づくり』を、人文社会科学部4階多目的ホールで開催しました。

鳥取市では、団体・企業・行政の官民連携かつ広域連携の中で子ども食堂が実施されており、子どもを中心に地域の様々な人が集う「地域食堂」として発展しています。本講座は、そうした活動について伺い、子どもの居場所づくりに向けて私たちに何ができるのかを考えることを目的として開催され、子ども食堂の運営者や行政関係者、高校生、大学生など、計35名が参加しました。

前半では、『地域食堂(だれでも食堂)からはじまる地域づくり』をテーマに、鳥取市役所 総務部 人権政策局 中央人権福祉センター 総括主査 川口 寿弘 氏が基調講演を行いました。川口氏は講演の中で、生活困窮者支援を目的として2015年に始まった子ども食堂が、現在は地域食堂として70を超える団体の支援を得て7市町に広がりをみせていること、魅力あるまちづくり・効果的な支援の観点から官民連携プラットフォームを設立したことなどについて述べられました。特に、鳥取市が実施した調査によって、居場所の有無が子どもの自己肯定感と生活満足度に影響を及ぼすことがわかり、そのことが行政として取組みを推進するきっかけになったとお話しされていました。

後半は、講師の川口氏、一般社団法人みらいねっと弘前 代表理事の鹿内 葵 氏、コーディネーターの李 永俊 地域創生本部ボランティアセンター長(人文社会科学部 教授)が参加し、会場からの質問に答える座談会を行いました。

参加者からは、子ども食堂の活動を近隣自治体へどのように広げていくべきかという質問が寄せられました。子ども食堂を実施する意義について根拠を示しながら活動に対する理解と支援を得ること、また定期的な話題作りを行ってマスコミに活動を取り上げてもらうことの重要性が、実際の経験をもとに講師から紹介されました。

当センターでは、今後も地域課題解決に資する様々な取組みを行っていく予定です。

令和6年度第2回市民ボランティア講座「避難所運営訓練in弘前大学」を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、令和6年11月24日(日)に弘前大学 大学会館3階大集会室において、今年度2回目の市民ボランティア講座「避難所運営訓練in弘前大学」を一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと及びGECM_netと共催で実施しました。

本講座は、「『誰一人取り残さない地域防災』未来の担い手育成」をテーマに、参加者が避難者及び運営者として訓練を体験し、男女共同参画の視点を取り入れた避難所運営のために必要なことを学ぶプログラムとして実施しました。当日は学生9名、市民16名、その他ボランティアスタッフ等を含む計38名が参加しました。

プログラムは3部構成となっており、第1部のオリエンテーションでは、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事 小山内 世喜子 氏による講話がありました。小山内氏は、災害関連死とジェンダーの課題の関連性について説明した上で、男女共同参画の視点から避難所を運営することの大切さについて述べました。特に、災害時には地域に暮らす様々な人々の「違い」に配慮した体制・支援が必要になるため、平時からジェンダーの視点から見た問題・課題を解決しておくことの大事さを強調しました。

第2部の班別訓練では、外国人や視覚障がい者等、様々な避難者を想定した受入訓練の後、「総務・情報班」「施設管理班」「乳幼児世帯班」「要配慮者班(足等が悪い高齢者)」に分かれ、実際に避難所づくりに使われるテントや段ボールベッド等の組み立て、避難所運営のためのスペースづくりを体験しました。訓練時は、高齢者、外国人、身体の不自由な方、乳幼児世帯の方など様々なケースを想定し、避難所を利用する方に関してどのような点に配慮するべきか、ボランティアスタッフの助言のもと、異なる立場の参加者同士で考えを出し合いながら避難者受入や設営を進めていきました。

第3部の全体訓練では、各班で設営時に工夫した点を共有し、設営された各スペースの見学を行いました。参加者は、要支援者に合わせ工夫されたスペースや各種物資、避難所全体の様子等を熱心に観察していました。

最後に、本講座を通して気づいたことや感じたこと・学びをどう活かすかについて、参加者間で共有しました。参加者からは、「情報と配慮が心を救う」「コミュニケーションを取りながら運営することが大事」「学んだことを家族や周囲の人に共有したい」等、熱意のこもった感想が聞かれました。災害に関する知識等を継続して学ぶことが重要であるため、本センターでは今後も継続して、地域の方々と共に防災についての体験ができる場を作りたいと考えています。

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令和6年度第1回市民ボランティア講座『子ども食堂から「こどもまんなか」社会を考える』を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、一般社団法人みらいねっと弘前と共に令和6年10月9日(水)、今年度1回目となる市民ボランティア講座『子ども食堂から「こどもまんなか」社会を考える』を、人文社会科学部4階多目的ホールで開催しました。

本講座は、地域内のすべての小学校区に子どもの居場所を作るための支援活動等について伺い、子どもを中心に地域社会がつながるとは何か、そして私たちに何ができるのかを考えることを目的として開催され、子ども食堂の運営者や行政関係者、高校生、大学生など、計29名が参加しました。

前半では、『子ども食堂から「こどもまんなか」社会を考える』をテーマに、NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us 代表理事 髙橋 亮 氏が基調講演を行いました。髙橋氏は講演の中で、こがねはら子ども食堂の設立から、学習支援、フードトラック、体験プログラム、10代の居場所事業など、様々な支援活動へと広がっていった経緯とその意義について述べました。特に、子ども食堂が子どもたちにとって「居場所」としての役割を果たし、そこでの人との出会いや経験が、子どもたちの成長を促し、大人社会への信頼を築く上で重要な役割を果たしている点を強調しました。

後半は、講師の高橋氏、NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us理事の有馬 房江 氏、コーディネーターの李 永俊 地域創生本部ボランティアセンター長(人文社会科学部 教授)が参加し、会場からの質問に答える座談会を行いました。

参加者からは、子ども食堂や学習支援を継続するモチベーションなど、様々な質問が寄せられました。講師陣は、子どもたちとの関わりの中で得たやりがいや、活動の意義について熱く語りました。
特に、ある高校生が「子どもの居場所づくりを広めるために、自分にできること」と問いかけたことに対し、講師陣は、「活動を発信し、多くの人に知ってもらうことが大切。仲間を増やすことで、より大きな力となる」と答え、参加者全員が、子どもの居場所づくりへの意識を新たにしました。

当センターでは、今後も地域課題解決に資する様々な取組を行っていく予定です。

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