令和6年度第1回市民ボランティア講座『子ども食堂から「こどもまんなか」社会を考える』を開催しました

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、一般社団法人みらいねっと弘前と共に令和6年10月9日(水)、今年度1回目となる市民ボランティア講座『子ども食堂から「こどもまんなか」社会を考える』を、人文社会科学部4階多目的ホールで開催しました。

本講座は、地域内のすべての小学校区に子どもの居場所を作るための支援活動等について伺い、子どもを中心に地域社会がつながるとは何か、そして私たちに何ができるのかを考えることを目的として開催され、子ども食堂の運営者や行政関係者、高校生、大学生など、計29名が参加しました。

前半では、『子ども食堂から「こどもまんなか」社会を考える』をテーマに、NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us 代表理事 髙橋 亮 氏が基調講演を行いました。髙橋氏は講演の中で、こがねはら子ども食堂の設立から、学習支援、フードトラック、体験プログラム、10代の居場所事業など、様々な支援活動へと広がっていった経緯とその意義について述べました。特に、子ども食堂が子どもたちにとって「居場所」としての役割を果たし、そこでの人との出会いや経験が、子どもたちの成長を促し、大人社会への信頼を築く上で重要な役割を果たしている点を強調しました。

後半は、講師の高橋氏、NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us理事の有馬 房江 氏、コーディネーターの李 永俊 地域創生本部ボランティアセンター長(人文社会科学部 教授)が参加し、会場からの質問に答える座談会を行いました。

参加者からは、子ども食堂や学習支援を継続するモチベーションなど、様々な質問が寄せられました。講師陣は、子どもたちとの関わりの中で得たやりがいや、活動の意義について熱く語りました。
特に、ある高校生が「子どもの居場所づくりを広めるために、自分にできること」と問いかけたことに対し、講師陣は、「活動を発信し、多くの人に知ってもらうことが大切。仲間を増やすことで、より大きな力となる」と答え、参加者全員が、子どもの居場所づくりへの意識を新たにしました。

当センターでは、今後も地域課題解決に資する様々な取組を行っていく予定です。

コメントは停止中です。