【(全)活動報告】」カテゴリーアーカイブ

令和3年度第2回野田村支援交流活動「野田村クリスマス会」を開催しました

日時:令和3年12月25日(土)14:00~16:30
場所:野田村保健センター

弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、令和3年12月25日(土)に今年度第2回目となる野田村支援交流活動として「野田村クリスマス会」を開催しました。

 本学ボランティアセンターでは、東日本大震災発生直後から野田村へ赴き、支援交流活動を実施してきました。今回の交流は、岩手県野田村にある、野田村保健センターで実施され、本学教員1名、ボランティア学生5名、野田村の児童23名の計29名の参加がありました。

 クリスマス会では、初めに本学大道芸サークルMochaの皆さんによる大道芸のパフォーマンスが行われました。参加した児童は生のパフォーマンスを楽しむとともに、実際に大道芸にもチャレンジし、貴重な体験を楽しみました。

 大道芸のパフォーマンスを楽しんだ後は、弘前市のストリートスタジオFUNKYSTADIUMのインストラクター2名によるダンスパフォーマンスやダンスレッスンが行われました。コロナ下で活動が制限されている中、体を動かしながら参加者全員で楽しみ、有意義な時間を過ごしました。

 当センターでは、交流活動の継続的な実施によって、震災の記憶を風化させず、継承することを目的として野田村支援交流活動を継続していく予定です。

野田村支援交流活動について詳しくはこちら

大道芸を楽しむ児童
ダンスを楽しむ児童

【12/24受付終了】令和3年8月台風第9号大雨災害支援金募金

令和3年8月の豪雨により,むつ市大畑地区を中心に記録的な大雨が襲い,川の氾濫,橋の崩落,土砂崩れ,農地の浸水被害等,各地で災害が発生し,停電,断水などライフラインが寸断され,甚大な被害が発生したことを受け、令和3年8月20日から募金を受付けておりました。

皆さまから沢山の支援募金をいただき,令和3年12月24日をもって受付を終了しました。

お預かりした募金は,社会福祉法人青森県共同募金へお渡しいたします。

皆様からの温かいご支援,ありがとうございました。

【受付期間】令和3年8月20日~令和3年12月24日

【募金総額】40,488円

令和3年度第2回市民ボランティア講座『避難所運営訓練』を開催

日時:令和3年11月27日(土)10:00~12:40
場所:弘前大学大学会館3階大集会室

 弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは,一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとと共催し,令和3年11月27日(土)に弘前大学 大学会館 3階大集会室において,今年度2回目の市民ボランティア講座「避難所運営訓練」を開催いたしました。

 本講座は,男女共同参画の視点を取り入れた避難所運営訓練を通し,弘前大学の学生や地域の方々と一緒に,避難所づくりや要配慮者の支援の仕方,コロナ禍における避難者の受入体験を実施し「誰一人取り残さない」地域防災を学ぶ,防災教育プログラムとして実施しました。当日は学生16名,市民9名,他学生ボランティア,スタッフの計38名が参加しました。 

 本講座は,3部構成となっており,第1部のオリエンテーションでは,一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事 小山内 世喜子 氏による講話があり,男女共同参画の視点からの避難所運営に関するポイントについて説明がありました。

小山内氏によるオリエンテーション

 第2部の班別訓練の前には,コロナ禍における避難所受入のデモンストレーションと,非常食・防災用品の紹介,アルファ化米試食のデモンストレーションも行われました。班別訓練では,「総務・情報班」「乳幼児世帯班」「要配慮者班」「施設管理班」に分かれ,実際に避難所づくりに使われるテントやパーテーション,段ボールベッド等を組み立て,避難所運営のためのスペースづくりを体験し,第3部では,設営された各スペースの見学と各班による設営の感想発表が行われ,「テント等の設営は協力がとても大切だと思った。」「ベッドの設営などは初めてだったが,やり方を知るだけでも次に活躍できる自信になった。」などの感想が聞かれました。

 また,終了後のアンケートでは,「各避難者にそれぞれ役割を与えて運営に参画できるようにすることで,受動的に支援を受けるだけではなく皆が納得感のある避難所になる」「設営をすることで避難所運営の仕組みも見えてくる分,利用者の不満なども減るため,みんなが作る側になってみるというのは大事だと思った。」といった声も聞かれ,参加者の満足度も高く,これまでとは異なった視点による,とても有意義な講座となりました。

 本センターでは,災害に関する知識等を継続して学ぶことが重要であると考えており,今後も継続して防災に関する講座を実施する予定です。

 

令和3年度第1回市民ボランティア講座『子どもの居場所づくり実践研修会』を開催

日時:令和3年9月26日(日)14:00~17:00
場所:オンライン(ZOOM)

 弘前大学地域創生本部ボランティアセンターでは、一般社団法人みらいねっと弘前と共催で、令和3年9月26日(日)に、今年度1回目となる市民ボランティア講座「広げよう!子どもの居場所!子どもの居場所づくり実践研修会」をオンラインで開催しました。

 本研修会は、子どもの居場所づくりをこれから始める方々や、その活動を地域に定着させ広げていくことを目的に8回開催し、「子どもたちを支えたい」という想いをどのように形にして設立・運営していけるか、こども食堂、学習支援、多世代交流活動などについての実践的な内容を学んでいきます。

 第1回目となる本講座では、2部構成により、子どもが自分らしく過ごせる子どもの居場所づくりにかかわる人々と、よりよい子どもの居場所をどのように作り上げていくかを語り合うことを目的として開催され、子ども食堂の運営者や大学生など54名の参加がありました。オンラインの参加者から講師やシンポジストに対して、事業モデルなど様々な観点から活発に質問があり、参加者が一体となって子どもの居場所づくりについて考える機会となりました。

 前半の基調講演では、「地域における子どもの居場所づくりの重要性」をテーマに、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事長 湯浅 誠 氏による講演が行われ、全国でも子どもの居場所づくりに興味を持っている方が増えてきている現状や、他県の事例を紹介しながら、行政サービスとは違う視点での自由な発想による居場所づくりは、子どもが少なくなってきているからこそ多世代交流の場、地域づくりの活動の場として大事であること、また、貧困家庭やひとり親家庭の子どもに限らず、多くの子どもに参加してもらうことが大切であり、子ども食堂のような開かれた場所がたくさんあることで、支援を必要としているが表面上では気づかれない支援を必要とする子どもや家庭に気づくことができる拠点(気づきの拠点)ともなり得るということが述べられました。

 後半は同じテーマでのシンポジウムが行われ、湯浅氏と一般社団法人みらいねっと弘前 代表理事の鹿内 葵 氏をシンポジストに、先ほどの湯浅氏の講演について、子ども食堂=貧困対象の拠点とのイメージが強いことへの改善策や、地域、学校との連携に関する具体的な質問が挙がるなど、シンポジスト・参加者双方でよりよい子どもの居場所をつくるために必要なことを真剣に考える時間となりました。

 本センターでは今後も地域課題解決に資する様々な取組を行っていく予定です。

令和3年度第1回野田村支援交流活動をオンライン上で開催しました

 弘前大学地域創生本部ボランティアセンターは、令和3年8月1日(日)に今年度第1回目となる野田村支援交流活動として、夏祭りをZOOM上で開催しました。

 本学ボランティアセンターでは、平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって甚大な被害を受けた岩手県九戸郡野田村へ、震災直後から支援を行ってきました。近年は、震災復興活動から交流活動へシフトし、野田村にて様々な活動を行ってきましたが、昨年から流行している新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し、今年度もオンライン上での交流を行いました。

 今年度のオンライン夏祭りは、ZOOMを利用し、野田村新町地区コミュニティーセンターの野田村会場と、弘前市民文化交流館ホールの弘前会場の2つのパブリックビューイング会場、自宅からの参加者をつないで実施しました。

 夏祭りでは、弘前大学三味線サークルによる津軽三味線の生演奏を鑑賞したあと、参加者がオンラインを通じて盆踊りを楽しみました。参加者からは「コロナが落ち着いたら直接会いに行きたい」「オンラインではあるが、野田村の元気な様子が見られてよかった」などの感想が多く聞かれました。

 当該活動へは、弘前市民12名、野田村民20名、学生9名、ZOOM参加者5名、関係者5名の計51名の参加がありました。

 当センターでは、交流活動を中心とした継続的な支援を通じて、震災の記憶を風化させることなく、次世代へつなぐことが重要であると考えており、今後も交流活動を継続していく予定です。